食品添加物について

食品添加物について

幼いころの記憶を思い起こせば、おやつはきゅうり、トマト、スイカなどでした。食事は味噌汁、ご飯、煮物、焼き魚などで、なんかおいしくないフキ、人参が思い浮かびます。

小学生のころからか、チキンラーメンが美味しくて、一度食べたらやめられない(笑)。かっぱえびせん、あたり前だのクラッカー、ボンカレーなど、よく食べました。ほうれんそうのおひたしには味の素が欠かせませんでした。

ラーメンを鍋で茹でて丼にスープを入れて食べるようになり、大人になっていくと、そこに野菜や肉、卵を入れて栄養面を考え出しました。

仕事が保育士だったので食のことも仕事上知る機会が多くなり、今までの食事ではだめだと考えだしました。40歳後半になると、表示ラベルを見るようになりました。まあ、見てもチンプンカンプン分かりませんでしたが・・・。

50歳ぐらいからラーメンは、ほとんど食べなくなりました。また、パンを食べるとムカつくので食べられなくなり、スーパーの鶏のから揚げ売り場に行くと臭いで気分が悪くなりだしました。それから肉を嫌いになり、魚、納豆を食べるようになりました。

60歳過ぎてネットで調べたりすることが多くなり、添加物のことも詳しく知るようになりました。65歳に大腸ポリープができて内視鏡で手術してもらって、それ以来、食には気を付けなければと考えました。

そして、現在70歳。健康でなければ、この先、生きていても仕方がないのでは、誰にも迷惑をかけないように死にたいと思うものです。運動、睡眠、食事などの生活習慣に気を付けようと考えています。

食品添加物って何

スーパーへ食べ物を買いに行き、商品を手に取り表示ラベルが貼ってあるので見ると、いろんな添加物の名前が記されています。どの商品を手にとってみても添加物の名前があります。添加物が入っていないのって、殆どないと思います。

食品添加物とは保存料、甘味料、着色料、香料など、食品を作ったり、加工したり、保存したりする目的で使用されます。厚生労働省は食品添加物の安全性を食品安全委員会によって評価を受けて、人の健康を損なわない場合に限って使用を認め、食品添加物の国民一人あたりの摂取量を調査し、安全確保に努めているそうです。

日本の食品添加物区分として指定添加物(454品目2021年1月15日現在)は厚生省による認可が必要な添加物、既存添加物(365品目2021年1月15日現在)は広く使用されていて、天然香料は動植物から得た天然の物質で、食品の香り付けの目的で使用されています。一般飲食添加物は食品として飲食されているもの(例としてにんじんジュースや果汁)を添加物として使用することを言います。

海外では禁止されているのに日本では使用されている添加物

同じ添加物であっても海外では使っていない添加物が日本では使用しているということがあります。

石油を生成する時に得られるタール色素は発がん性が指摘されているのでいろんな外国では禁止しているそうです。

臭素酸カリウムは食パンを作る時に使用され、発がん性が確認されて使用禁止している国もあります。二酸化チタンは着色料として使用され、発がん性や発達障害があるかもわかりません。

トランス脂肪酸は肥満、心筋梗塞、心臓発作、狭心症などの健康に害があるとされて危惧されています。アメリカ、EUでは販売禁止になっています。2018年にアメリカで禁止になり、日本では使用禁止されていないのでマクドナルドでは使用しているようです。

EUは肥育ホルモンを投与した牛の輸入を禁止しましたが、日本はアメリカから多くの牛肉を輸入しているのでEUのように禁止するということが出来ません。

過酸化水素水は食品の漂白剤として使われ、劇物で発がん性があるということでヨーロッパで使用禁止になりました。日本は、どうしても漂白できないものは食品に残らないように分解するか、除去しなければなりません。

最近、これは農薬のことですが、日本から台湾へ輸入したいちごが基準を超える残留農薬が検出されてできなくなりました。農薬はクロルフェナピルとフロニカミドで残留基準が満たされないためで、満たされれば問題はなくなるということです。

化学調味料無添加の表示が記されているけれど・・・

せんべい 化学調味料無添加

化学調味料無添加のせんべいを買ったのですが「紅麹」とラベルに記されていて、これは何かなと思って調べました。

紅麹

ヨーロッパや日本では血中のコレステロール値を正常にするということで販売されているのですが、フランスでは摂取前に医師に相談するように促され、スイスでは紅麹を成分とするものは食品としても薬品としても売買は違法とされているそうです。

ソーセージやベーコンに使用されている亜硝酸ナトリウム

発色剤の亜硝酸ナトリウムは肉に含まれているアミンという物質に反応してニトロソアミン類という物質に変化して発がん性があります。

食品添加物の考え方も人それぞれ

毎日食べている方からとって食品添加物はなんとも思わないのでしょう。腐らないようにしてくれて、美味しそうにしてくれるもので、そんなに添加物は悪いと決めつけるなと言われそうです。

タバコやお酒を飲んでもがんになるとは限らないし、添加物を食べすぎても健康な人もいるし、リスクを伴うということがどういうことなのかとわからなければ、なかなか答えが出ないでしょうね。

人それぞれ、各国それぞれ、今は自分自身がどうなのかをはっきりと行動すべきですね。市場には食品添加物が溢れている中で、まずは自分がどうすべきかを見つめることかもわかりません。