田舎暮らしも生活するのに大変
私は大阪で生まれて約６０年間旭区で暮らしていました。淀川の近くなので幼いときはフナやモロコ釣りをして遊んだものです。中学生になって久しぶりにフナを釣りに行きましたが水は汚く、釣ったフナは食べる気にはなりませんでした。
小学生の時はメダカが泳いでいたり、タナゴ、エビがたくさんいました。二十歳以上になると釣りも行かなくなり、友人と遊びに出かけることが多くなりました。
ある日海釣りに誘われてサバを釣って、家へ帰って食べると美味しく、魚屋で売っている魚が釣れるんやと海釣りに興味を持ち、ほとんど海釣りに時間を費やしました。４０歳代の頃、淀川へ散歩に行くと、もうワンドには藻がぎっしり生えて匂いがします。そんなところでも釣りをしている人がいました。いくら汚れても幼いときに釣りを楽しんできた人にとっては楽しい時間なのでしょう。
わずか２０年、３０年も過ぎると環境も変化するもんだなと感じました。私が生まれ育った大阪はどこに行ってしまったのでしょう・・・。今市から渡し船で対岸の東淀川へ行き来していましたが、今や豊里大橋ができて車が走り、交通も便利になりました。
毎日通勤の地下鉄に乗り、梅田の地下街を歩いてJRに乗って仕事場へ通っていました。人の多さは気になりませんでしたが、組織の中で働くのが嫌になっていました。ストレスが溜まり、人間関係の面倒くささが私を田舎へ誘ってくれたのでしょう。
滋賀県高島市へ移住したのが２００８年で、もう１４年経ちました。約５年は大阪と高島市を行き来していましたが、車庫代が月３万円するので、車を殆ど置いていないのに払ってられへんわと思い、完全に高島市民になりました。どこへ行くにも車ででかけます。車がないと不便です。
田舎暮らしする前に働き場所
生きていくためには生活費を稼がなければなりません。田舎は働き場所を見つけにくいところです。都会とは違うところです。都会なら仕事をやめても、他のところを探せばいいのですが、田舎は簡単に探せません。田舎では大きな工場があったりしますが、そんなにありません。
田舎でも、このごろはスーパーができたり、ドラッグストアーができたりして働き場所も多くなりつつあります。
田舎へ移住して年金ぐらし
田舎で年金ぐらしで働かずに暮らしていけるなら、田舎に移住するのもいいと思います。年金ぐらしで移住したという方は多いと思います。趣味が釣りだから海の近くへとか、山菜採りが好きでとか、家庭菜園をしたいなら田舎の場所は適しているでしょう。
田舎で店を開きたい人
田舎で自分の喫茶店を開きたいという方も多いです。私の場合はうどん屋ですが、店を民家の中で開業して14年経ちます。確かにお客さんにきてもらうのは難しいです。人口が少ないのと交通も不便なためお客さんを集めるのが大変です。
今やネット時代
最近はネットの時代ですから情報発信の上手な方なら集客できると考えます。インスタグラム、ユーチューブ、フェースブック、ブログなどで集客をすることが大事です。待っていてもお客さんはきません。それでも、やはり、お店の特徴が必要なのかなと思います。
ゴミを捨てるには
田舎の集落に入るとゴミを捨てるには自治会に入らないとだめですと言われます。私は自治会に入っていますが業務用のゴミとして出したいます。空き缶、瓶、電気用品類などは焼却施設のところへ直接持っていっています。
田舎には虫がいる
田舎へ移住するとナメクジ、蜘蛛が多いのに驚きました。今は慣れてきましたが朝起きると蜘蛛の巣が張られていて顔に触るのです（笑）。蜘蛛の巣に、小さなムカデが絡んでいて、それを見て蜘蛛は益虫なんやと感じました。大きな蜘蛛は嫌ですが、この頃は可愛くて、触って遊んでいます。
燕もやってくる
春頃から、燕が飛び交い、我が家へ来ないかなと思うと巣作りをはじめました。巣を作り、卵を産んで雛がかえり、巣離れするまで無事に育ってほしいと願ったりします。糞もしますが掃除をすればいいだけです。
雑草が家の周りに
あっという間に雑草が生えます。これをほっておくとだめです。たかが雑草ぐらいええやんと思いがちですが、やはり、隣近所に迷惑をかけるので雑草は処理すべきです。
人付き合い
田舎も都会も、人付き合いはあります。合う人、合わない人というのはあると思いますが、それはどこにでもあることです。ただ度を越したときは警察なりに行って相談をすべきです。