セキセイインコと車中泊しながら旅をする
私は一人暮らしなので遠くへ出かけるとき、セキセイインコを家で留守番させることが難しいので連れて行っています。留守をさせて、餌をやるのにどうしようと考えれば、連れていくしかないと思っています。
留守にしたときの餌やりは
留守をするとき餌を入れておけば、食べた後から餌が出てくる容器が売っています。
最初は使っていましたが、本当に食べているのか気になって使うことに躊躇してしまいました。餌だけでなく放鳥ができないのでストレスをためたり、運動できないのもあります。なんと言っても一緒にいたいという気持ちが強いです。僅かな寿命なのだから、少しでも一緒にいたいという気持ちが勝ちます。
セキセイインコと車中泊なんてできるのか
小鳥を連れて車中泊をするなんてと、お叱りがあると思いますが、私は家で留守番のほうが可愛そうな気がします。動物を宿泊するところへ預けてはというのがベストかも知れませんね。それでも一緒にいる時間は短くなります。知らないところへ預けるということが、それがペットにとって幸せかというのはペットに聞くしかありません。私はセキセイインコを二羽飼っていましたが、一羽亡くなってしまいました。
思い出すのは車中泊しながら楽しんだことが思い浮かんできます。香川県で車の中でりんごを食べていると、私のところへ飛んできて、本当にわずかな量をつまんでいました。人間なら、りんごなんて30分もあれば無くなるでしょうが、この子たちは一生かかっても食べ切れない量なんだなぁと思うと時間を大切にして、一緒に生活を楽しもうという思いに駆られたのが印象的でした。そんな光景が今でも残っています。私とセキセイインコが一緒に濃い生き方をしたい。いつ死んでも悔いがないように僅かな時間を過ごすことが私にとってもセキセイインコにとっても大事なんだと考えています。
5歳でなくなってしまったのですが、思いっ切り生きたなぁと感じています。当然もっと生きてほしかったし、病気にならないためにどうすべきだったのかは反省しています。メスのセキセイインコで発情を起こして餌もよく食べ、体重が増える一方でした。黄色脂肪腫から2年後腫瘍と判断されて、もうこれ以上良くなりません。今の状態を保つだけですと獣医に言われました。
餌は無添加、無農薬にすればどうだったか。もっと早く暗くして寝かせるべきだったとか。豆苗ばかり与えていたけれどもハーブも食べさせればよかったとか、いろいろと反省しています。
現在はオスの4歳半と一緒に暮らしています。一羽になったオスも喧嘩仲間がいなくなり寂しいだろうなぁと思ってしまいます。もう一羽迎えようと頭をよぎりますが、今のオスと一緒に、なくなったメスのセキセイインコの分も生きていこうと思っています。生きるものは死ぬ。常に向き合っていますが、私は、この子たちの何倍生きてきたのだろうと・・・。無駄な時間を過ごすことはできません。
多くのことをセキセイインコたちと過ごして、楽しいことも、嫌なこともあったでしょうが、それなりに私も成長したなぁと感じています。
車中泊をしながらセキセイインコと過ごし、旅を楽しんできました。これからも、一羽になりましたが、メスの分も生きていきます。思い出は消えずに残っています。セキセイインコたちと暮らして自然に従って生きるというより、自然に寄り添って生きるというのがいいと考えています。自然に従って寝るのでなく、健康のために暗くして早く寝ることが大切であり、食べ物や運動も何が大事なのか、自然に従うのでなく、自然に寄り添いながら考えていくことがいいと思っています。
セキセイインコと車中泊するには
セキセイインコと車中泊するには鳥かごを動かないようにしなければなりません。一回急ブレーキをかけたとき、棚から鳥かごが落ちて水も餌も飛び散りました。セキセイインコは無事でしたがびっくりした感じでした。
今はゴム紐で鳥かごが動かないようにしています。以前は二羽いたのでトランクのところに棚を作って鳥かごを並べていました。バックミラーで鳥の様子を見ながら運転していました。今は一羽なので助手席に乗せてシートベルトで動かないように固定しています。
もちろん、助手席のほうが近くで見れるし、安心して運転できます。セキセイインコが景色を見ているのがわかります。
放鳥時にお掃除
掃除のときは、車の窓を締めたのを確認してから放鳥して、お水や下に敷いている紙を替えたり、うんちをトイレットペーパーで拭いています。下の糞きりアミは使わないで、そのまま紙を敷いて、大きな石で下に敷いた紙を押さえています。そのほうが紙を替えるとき楽です。水を捨てるとき3リッターのタッパーを用意して、タッパーに犬のおむつカバーの紙を敷いて水を吸い込むようにしています。ゴミは当然持ち帰りです。
水入れは鳥かごの金具に付ける餌入れは揺れると、すぐに水が溢れるので、小判型の陶器の水入れにしています。またペットボトルに水を用意しておきます。ペットボトルは500mlの小さなほうが使いやすいです。
セキセイインコは、ところ構わずにうんちをするのでトイレットペーパーを用意しておきます。コーヒーに小さな油のような輪が出来ていて、飲んでいくと底にうんちが入っていました。やられてしまいましたが、命には支障がなかったようです(笑)。よくうんちをするところはハンドルに泊まるので、その付近と、助手席、運転席に止まることが多いので要注意です。と言っても小さなうんちですから、あまり気になりません。
夜寝るときは車を停めるところを選びます。ライトの光が入らないところで、車の音が静かなところを探します。鳥かごにカバーをして暗くし、車内の窓には目隠しと防音用に銀マットで窓に合わせて切ったものを貼っていきます。
移動は暗いうちは車を動かしません。朝、明るくなってから車を走らせます。そうしないとセキセイインコが不安がるのではないかと思っています。
寒いとき暑いときの用意は
寒い冬は、どうしても暖房をしなければセキセイインコも風邪を引きます。20Wぐらいの保温電球が必要で、そうなると車が動いているときは暖房をすれば大丈夫ですが、止めて車中泊をするとなると予備バッテリーが必要になります。
夏は、ほんの僅かな時間で車内の温度が上がります。扇風機では30度を超えるとクーラーがないと無理です。暑いときは連れて行かないほうがいいと思います。連れて行っても買い物も出来ないでしょう。私は夏は日帰りで帰り、セキセイインコはお留守番をしてもらうことが多いです。トランクや窓を開けて止めれるところならできると思います。釣りのときは波止に車を横付けできるところを選んで、窓やトランクを開けて車のそばで釣ります。
主な必要物
主な必要物は水、餌、豆苗や小松菜など、保温電球、予備バッテリー(インバーターも必要)、タオル、鳥かごにかけるカバー、鳥籠の底に敷く紙、トイレットペーパー、餌を計る秤、鳥かごの入口の扉を止める洗濯バサミ、窓からの光を遮断する目隠しなどです。放鳥時間をとるように休憩をして、窓を締めてロックしてからセキセイインコと遊びましょう。
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