釣りから車中泊へ
若い頃は釣りが好きで雨が降っても釣りをしていました。月に3回ぐらいは釣りでした。筏でチヌ釣りにハマってしまうと道具や餌が多くなります。だんご、これが重い。餌もアケミ貝、オキアミ、さなぎ、コーンなど、日によって当たる餌が違うので持っていきます。
朝早く起きて釣りに行って場所取りをしないと、また朝早く釣らないと時合を逃します。土日だと一日波止で寝て釣ります。夜でも起きて釣って寝るまもなく釣りです。
まあ、それも若いからできたような。釣り好きな方は車の中で寝るというのは当たり前の行為ではないでしょうか(笑)。車の中は荷物だらけで食べ物も用意しないと一泊できません。私にとって、それが車中泊の手始めでした。
夜釣りでアジ釣りやイカ釣り
アコウ、タチウオ、アオリイカ、アジなど、夜釣りでよく釣れます。タチウオは暗くなってから釣れだします。アジも大きいのが釣れることもあります。波止釣りでは車を止めて時合になれば起きて釣り出します。ですから、釣り好きの車の中は荷物でごっちゃ返しになっています。いやいや、私だけかもわかりませんが(笑)・・・。
最近はアオリイカを釣る方が多くなって、波止が満員になることもあります。イカは食べて美味しいですから狙う方も増えてきています。
ライトが欠かせない夜釣り
ライトがなければ仕掛けも作りにくいし、餌もつけにくいです。よくつけているのが頭にライトを付けて自分が見ているところを照らすものが多いです。魚は明かりによってきます。明かりは小さな微生物を集めて、その微生物を大きな魚が食べに来るからです。アジ釣りは常夜灯付近のほうが釣れる可能性が高いです。
車の中で仮眠
どうしても睡眠不足になるのが釣り好きです。車には寝袋を用意して仮眠を取れるようにしています。夏はいいのですが冬場は寒いので電気毛布、湯たんぽなど用意するのもいいと思います。電気を使用すると予備バッテリーが必要になり、だんだん荷物が多くなります。
気になるのが床です。いくら車で椅子を倒しても段差があります。そこで完全にフラットにしたいと思うようになります。もう、ここまでくれば車中泊ですね。
コンパネを買ってきて床作りをする楽しみはなんとも言えません。大人でも、なんで楽しめるのでしょうね。なんかやりだしてしまうのです。カーテンを付けて暗くしたり、窓枠丁度に厚手の銀マットを切って目隠しを作れば暗くなって寝やすくなります。
食事を作る
また弁当を持ってきたり、簡単なインスタントラーメンがうまい。添加物が気にならないときは平気で食べていましたが、今は、殆ど食べません。
それでも通販で無添加のラーメンを取り寄せて食べたりしています。無添加でもラーメンはパーム油を使用しているので、一旦麺を柔らかくして、その湯は捨てて、新しい湯を注ぎます。そのほうがラーメンの油が抜けるのでいいと思っています。
食事作りにカセットコンロ
お湯を沸かしたり、ご飯を作ったりしたくなり、カセットコンロが必需品になってしまいます。カセットコンロが危ないと思うと電気釜や電気ポットを用いるようになります。火器類は危険なので取り扱いは、十分気をつけなければなりません。
コンビニやスーパーの弁当より、自分が作ったご飯、おかずを作ってみたくなります。最初は、お湯を沸かすことでも、なんか楽しいものです。めんどくさいときは缶詰、味噌汁、温めればいいごはんパックもあります。休憩にコーヒーを飲む。冬の寒いときは、これがなんとありがたいことか(笑)。
釣った魚を、その場でさばいて食べる。となれば家から水をタンクに入れて来なければ洗えません。まあ、釣りをすると手を洗わないとアミエビ臭さがとれないので必要ですね。
毒のある魚(フグ、ゴンズイ、バリコなど)には注意して、後はアニサキスが心配です。アオリイカを、その場でさばいたら白いニョロニョロしたのがいました。多分アニサキスでしょうね。アジの内臓にも小さな白い虫がいます。これもアニサキスだと思います。食べるときには5ミリ間隔に包丁で切込みを入れるのもいいと思います。
まあ、刺し身はやめて焼き魚、煮付けにしても美味しいです。車の中では匂いがとれないので外ですべきですね。別に、その場で食べなくてもクーラーに氷を入れて持ち帰るのがいいと思います。美味しくいただくために血抜き、内蔵処理はすべきです。
道具がいっぱい
釣りをするようになると道具をいっぱい車に積んでしまいます。大事な釣り竿、この釣り竿が長くて置き場に悩みます。立てて置こうと思うと天井にぶつかるので、横に寝かせて積みます。クーラー、バッカン、餌、道具入れ、雨具、長靴などを積むには棚を作って置き場を考えます。仮眠のためにシュラフ、料理のためにカセットコンロ、お椀、皿、鍋など・・・。もういっぱいになります(笑)。
波止では風が吹く
波止でテントを張る方もいます。私は香川県で海岸のキャンプ場でテントを張っていると風が吹いてきて、私のテント以外、他のテントも、みるみるうちに風で壊れたり飛ばされたりしていました。車は安全だということもなく、もし危ないと思えば場所をすぐに変更する事が大事です。
動物に注意
常神半島へ釣りに行くと、必ずと言っていいほどサルに出くわします。また小川の波止で車の中で寝ていると鹿が目の前にやってきてびっくりしました。
これは能登半島の小木でアオリイカを狙ってヤエン仕掛けをしていると、餌のアジが水面に浮いて潜ってくれないのでかもめがアジを加えてかもめが釣れてしまいました。まあ、アジを離してくれたので良かったのですが・・・。
もう、この頃道を歩いていてもそうですが、コンビニで食べ物を買って歩きながら食べている方の食べ物を鳶が狙ってきます。波止でも食事などをするときは要注意です。空から食べ物を狙っています。
釣りをするには車内で仮眠がつきもの
釣りをするにはよく釣れる時間を考えて釣り行きします。満潮や干潮の時間帯を調べて、早く釣り場に向かいます。途中に餌屋へ寄って団子、オキアミ、アケミ貝などを買って釣り場に着くと、まだ夜明けまでには時間があると仮眠します。釣りは本当に体が疲れます。何回も繰り返していると床をフラットにしょうと思ったり、カセットコンロを積んでおいて料理をしょうと考えます。まあ、車中泊です。何事も、楽しく過ごせるように作り変えるのも楽しいものです。